PROGRAM

展示

総合テーマを踏まえ、人類学の視点から映像と写真、加えてサウンドを主とした様々な表現を展示します。長い歴史の中で変化し続けてきた異なる言語や文化、そして私たちが直面する複雑な環境を一方で捉えながら、新たな関係性を見つめます。地下1F展示室を起点にし、「移動」から始まり、混ざり合った環境のなかで様々な聞こえにくい声が個々に広がっていきます。2F展示室では社会に存在する規則や言語の形式を再考し、同じ空間のなかで多様性を受け入れたとしても、アイデンティティの誤読・誤解は時々生まれてしまう、その「ズレ」を問いかけます。展示室内外でも形のない音が響き合い、視覚的・聴覚的なポリフォニーを深く形成することで、複層的な空間を展開します。