PROGRAM

恵比寿映像祭2023
コミッション・プロジェクト

恵比寿映像祭2023では、日本を拠点に活動するアーティストを選出し、制作委嘱した映像作品を“新たな恵比寿映像祭”の成果として発表する「コミッション・プロジェクト」を開始します。映像表現に通じた国内外の審査委員によって荒木悠、葉山嶺、金仁淑(キム・インスク)、大木裕之が選出され、4名は東京都写真美術館の3F展示室で新作を発表します。また、会期中にこの4作品のなかから特別賞を決定します(2月17日追記:最終審査により、荒木悠および金仁淑の「コミッション・プロジェクト 特別賞」受賞が発表されました)。

会期:
2023年2月3日(金)~2月19日(日)10:00-20:00(最終日は18:00まで)
2月21日(火)〜3月26日(日)10:00-18:00(木・金は20:00まで)
※月曜休館、入館は閉館の30分前まで
会場:
東京都写真美術館3F展示室
入場無料

審査員

沖啓介 OKI Keisuke

メディア・アーティスト、東京造形大学特任教授、早稲田大学理工学術院非常勤講師。多摩美術大学卒業。カーネギーメロン大学SfCI研究員(1997-1999年)。ポスト・ミニマル作品を発表する一方、ビデオギャラリーSCANの活動に関わる。第1回横浜トリエンナーレ(神奈川、2001年)、Transmediale(ベルリン、2008年)などに出展。第16回「美術手帖」芸術評論佳作入選、『Leonardo』(MIT Press)、『インターコミュニケーション』(〜2008年、NTT出版)などに執筆。

斉藤綾子 SAITO Ayako

映画研究者、明治学院大学文学部芸術学科教授。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)映画テレビ学部大学院博士課程修了、Ph.D.(映画学)。専門は映画研究、フェミニズム批評。共編書に『映画と身体/性』(森話社、2006年)、『映画女優 若尾文子』(みすず書房、2003年)、『可視性と不可視性のはざまで 人種神話を解体する 1』(東京大学出版会、2016年)など。

レオナルド・バルトロメウス Leonhard BARTOLOMEUS

山口情報芸術センター[YCAM]キュレーター。ジャカルタ芸術大学卒業。2012年にruangrupa(後にGudskul Ekosistem)に参加、2017年にキュレーション集団KKK(Kolektif Kurator Kampung)を結成。近年はオープン・エデュケーションとコラボレーション・プロジェクトに焦点を当てた活動を展開し、海外でのインディペンデント・リサーチやプロジェクトも行っている。

メー・アーダードン・インカワニット May Adadol INGAWANIJ

ライター、キュレーター、ウェストミンスター大学教授(シネマティック・アーツ)、アーツ・アンド・メディア研究教育センター共同ディレクター。映画芸術の脱西欧化、脱中心化の歴史と系譜を研究。具体的には、東南アジアにおける前衛の遺産、現代美術やキュレーターの実践における潜在性や未来を創造する形態に着目し、東南アジア域内を含む様々な地域の映像作品、美術、インディペンデント映画の美学および流通を研究している。

田坂博子 TASAKA Hiroko

東京都写真美術館学芸員/恵比寿映像祭キュレーター。東京都生まれ。主な企画に「映像をめぐる冒険vol.5 記録は可能か。」(2012−13年)、「高谷史郎 明るい部屋」(2013−14年) 、「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」(2016−17年)、「エクスパンデッド・シネマ再考」展(2017年)、「エキソニモ UN-DEAD-LINK」展(2020年)、恵比寿映像祭(第2−14回、2009−22年)など。

審査運営事務局:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]