第5回恵比寿映像祭の総合テーマ「パブリックダイアリー」では、「日記」をキーワードに映像の力をさまざまな角度から思考します。「記憶」「時」「歴史」「プライヴェート」「コミュニケーション」「循環」...これらの現代的なキーワードからどのようにアプローチしていくのか? 本映像祭キュレーターの北澤ひろみによるテキストです。

北澤ひろみ

北澤ひろみプロフィール
恵比寿映像祭キュレーター。ナンジョウアンドアソシエイツにて現代美術展、プロジェクトに携わり、トーキョーワンダーサイト勤務を経て現職。主な展覧会企画に「森山・新宿・荒木」(東京オペラシティアートギャラリー)、「安村崇写真展」(パルコミュージアム、以上2005)、「Melting Point」(東京オペラシティアートギャラリー、2007)、「Double Fantasy:韓国現代美術展」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2009)、共同企画に「荒木経惟 小説ソウル物語トーキョー」(イルミン美術館、ソウル、2002ー2003)などがある。