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侯怡亭(ホウ・イーティン)
HOU I-Ting
高雄生まれ。現在は台北を拠点にする。イメージや映像に刺繍を重ねることで、ホウは日常にあふれるイメージの見方そのものを揺さぶり、平凡に流れがちな視覚体験を編み替える。過去から現在へと連なる社会経済システムにおける女性労働の条件に関心があり、その実践は時間とともに移ろう〈身体とイメージ〉の関係性に根差している。とりわけ、サイトでのソーイング・アクション(縫う行為)は、資本主義社会における労働への文化批評へと昇華されている。アクションと参加を軸に、地域の団体や美術館などの文化機関と協働して、サイト・スペシフィックな参加型のプラットフォームを立ち上げる。主な展示に、Videoex(スイス、2023年)、ジャカルタ・ビエンナーレ(2022年)、台北ビエンナーレ(2020年)、金沢21世紀美術館(2019年)、第9回アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2018年)などがある