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展示

マックス・フライシャー

2021年2月5日 - 2021年2月21日

東京都写真美術館 3F 展示室

マックス・フライシャー

マックス・フライシャー《ベティ・ブープの白雪姫》1933年/©Paramount Pictures

 

マックス・フライシャーは、1917年に実写映像をアニメーションに変換する「ロトスコープ」技術を発明し、キャラクターの動きに滑らかさと新しい命を吹き込んだ。弟デイヴとともにアニメーション・スタジオを設立し、道化師のココやベティ・ブープ、ポパイなどの人気キャラクターを生み出した。《ベティ・ブープの白雪姫》はアフリカ系アメリカ人のジャズシンガー、キャブ・キャロウェイ(《ベティ・ブープの山男退治》冒頭に実写で出演)による魅惑的なステップをロトスコープした幽霊のシーンの動きが、特に秀逸な1933年の作例である。ベティ・ブープはキュートな女性らしさを強調したキャラクターゆえに、1934年から始まったアメリカ映画界の厳しい倫理規定(ヘイズコード)とは相いれなかった。

 

日時:令和3年2月5日(金)~2月21(日)<8日(月)、15(月)休館>

10:00-20:00(最終日は18:00まで)
会場:東京都写真美術館展示室
入場:無料

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