映像と「歌」はどこで出会うのか。「歌ってみる」という情動とは──。映像と「歌」が結びつく構造的必然性について、美術批評の土屋誠一氏に執筆いただきました。

土屋誠一

土屋誠一プロフィール
1975年生。沖縄県立芸術大学講師。美術批評。2003年、「失くしたものの在処をめぐって──斎藤義重、1973年、再制作」により、「第12回芸術評論募集」(美術出版社)受賞。以後、美術、写真、メディア、サブカルチャー批評を展開。主な論文に、「平面・反復・差異 アンディ・ウォーホルの二連画について」「戦時体制化の写真批評 瀧口修造を読む」「デジタル・イメージ論」など。2009年、美術とその言説について考えることを目的としたゆるやかな運動体、「美術犬(I.N.U.)」を結成、美術の現況に介入するシンポジウムを継続させている。