今、なぜ多様性について考えるべきなのかを、気鋭の批評家、渡邉大輔氏の言葉が紡ぎ出す。「トゥルー」とは何か、「カラーズ」とは何か。テーマの深さと魅力の双方が見えてくるエッセイ。

渡邉大輔

渡邉大輔プロフィール
1982年生まれ。批評家・映画史研究者。現在、日本大学芸術学部、跡見学園女子大学ほか非常勤講師。専攻は日本映画史・映画学。著作に『イメージの進行形』(人文書院)、共著に『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社 )『日本映画の誕生』(森話社)『ソーシャル・ドキュメンタリー』(フィルムアート社)『見えない殺人カード』(講談社文庫)『アジア映画の最前線』(仮題、作品社)など多数。