About the Commission Project

恵比寿映像祭コミッション・プロジェクトサイクル

1. 候補者の選出

候補者となるアーティストの選出について

東京都写真美術館学芸員の調査・研究、これまでの恵比寿映像祭のネットワークなどから、本プロジェクトで作品制作を委嘱するにふさわしい実績と力量を持つ、日本を拠点に活動するアーティストを取り上げます。前回に引き続き、「東京都写真美術館および審査運営事務局」により候補者となるアーティストを選出します。
審査運営事務局:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]

アーティスト選出条件

  • 恵比寿映像祭ならびに東京都写真美術館で蓄積されてきたネットワークを拡張していくことができるアーティストであること。
  • 新しい技術や表現方法だけでなく、各ライフステージのなかで多様な挑戦を実現できるアーティストであること。
  • 現在日本を居住地として活動を行っているアーティストであること。

2. 審査会によるファイナリスト(4名)決定

ファイナリスト審査について

映像表現の動向に通じた国内外の有識者からなる審査会により、候補者の中から作品制作委嘱するファイナリスト(4名)を決定します。

審査基準

独創性に富み、企画、内容および技法が総合的に優れた映像作品であり、恵比寿映像祭での展示を実現できる計画性を有していること。新しい技術や表現方法だけでなく、映像表現の概念を拡張し、映像史に位置付けていくことが可能な作品であること。作品自体が、海外へ発信していくことができる固有性や接続性を有していること。

3. ファイナリストによる新作制作

ファイナリストとなったアーティストには、制作委嘱をし、新作の未発表作品を制作していただきます。展示、上映、オンラインなど、作品の最終形態については限定しません。

4. ファイナリストによる新作展示

5. 審査会による特別賞受賞者(1名)決定

恵比寿映像祭で展示された新作から特別賞を決定する審査会を会期中に行います。
特別賞に選ばれたアーティストには、翌年の恵比寿映像祭で特別展示の機会を提供します。

6. 特別賞受賞アーティストによる翌年の「特別展示」

恵比寿映像祭2024より、コミッション・プロジェクトは、3年サイクルで実施していきます。ファイナリスト決定までの期間およびアーティストの作品制作期間を十分確保し、前回決定した特別賞アーティストの展示とファイナリストの審査、決定を恵比寿映像祭会期中に実施します。アーティストが飛躍していく様子をご期待ください。