アーティストARTISTS

張恩滿(チャン・エンマン)  CHANG En-Man

張恩滿(チャン・エンマン)

CHANG En-Man

台湾・台東生まれ。現在は台北を拠点にする。チャンの実践は、半原住民としての自身の経験とルーツに根ざし、映像、写真、インスタレーションに加え、セルフ・オーガナイズやコレクティブ・プロジェクトといった創造的な手法を織り交ぜながら、近代化と都市化のただなかで、台湾の原住民が絶えず変化する社会文化的状況や生存条件といか向き合ってきたかを探る。この視点から、見落とされてきた歴史や声を掘り起こし、さらに広い世界へと視野を開き、芸術が内包する変容の可能性を示そうと試みる。主な展示に、台北ビエンナーレ(2014年)、ポンピドゥー・センター(2019年)、シンガポール・ビエンナーレ(2019年)、ドクメンタ15(2022年)などがある。