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かつて海は無音の世界といわれた。海の中で祈りの言葉を発する。しかし私たち人間は、水中では酸素を吸入し続けなければ生きていけない。発された祈りの言葉は聞こえずとも確かに存在し、吐き出された空気と共に泡となって可視化され、海へと溶けていく。「芸術とは見えないものを見て、聞こえないものを聞く試みであり、祈りそのものである」という作者の考えを体現した作品。東日本大震災をきっかけに制作をはじめた作者には、海で祈るという行為が必要だった。
Works
キュンチョメ《海の中に祈りを溶かす》
2022–2023年/シングルチャンネル・ヴィデオ、サウンド、カラー/12分23秒
Courtesy of the artist
「死なないで」 「幸せでいて」 「海が青いままでありますように」
2023 写真