第11回恵比寿映像祭によせて

恵比寿映像祭は、2009年の第1回開催以来、おかげさまで第11回を迎えることができました。国内外の映像関係および地域の方々をはじめとする多くの皆様のお力添えに深く御礼申し上げます。

この祭典は、日本初の写真と映像に関する総合的な専門美術館である東京都写真美術館が、多彩で奥深い芸術文化を国内外に発信する文化事業のひとつとして取り組んでいる「アートと映像の祭典」です。

今年のテーマは、「トランスポジション 変わる術」としました。位置を変える、道具を変える、前提となる文化を変える・・・。様々なトランスポジションで「視点を換え、未来をひらく」ことを考えます。

そして今回も、恵比寿地域の方々に多大なるご協力をいただき、近隣の文化施設やギャラリーなどの会場で連携企画が多数開催されます。多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

東京都写真美術館は、これからも国際都市・東京の文化発信を担うとともに、恵比寿地域のさらなる活性化に寄与していく所存です。これからも引き続き、皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人東京都歴史文化財団 
東京都写真美術館 館長

伊東信一郎