ライブ

映像対論・松本俊夫×宇川直宏:創造と共有の新しい形を探って

新旧の越境的映像実践者、松本俊夫と宇川直宏をむかえて、映像の過去・現在・未来を徹底討論する。

ジャンル

ライブ

場所

B1F

作家・作品プロフィール

1968年、香川県生まれ。ヴィデオ・プロジェクターを持っていることがそのままVJの条件だった時代から、ダンスフロアでのライヴな映像体験の創出を探求し、多くの追随者と模倣者を持つトップランナーとなる。現代美術作家、グラフィック・デザイナー、アート・ディレクター、映像作家、オーガナイザー、プロデューサー、文筆家、キュレーター、大学教授、ミュージシャン等々とそれぞれ称しうる、ジャンルを(横断もしくは超越)した活動を展開しているが、その核心部分には、映像制作に携わりたい一心でポルノ・ヴィデオの現場に飛び込んだ若き日と変わらず、常に映像への欲望があるといってよいだろう。確信犯的に文脈を解体し、ファインアートと大衆文化の間を自在に行き来して自らの表現活動を展開している稀有な存在。その一見挑発的な態度とは裏腹に、松本俊夫、田名網敬一ら先人へのリスペクトは惜しまず、未だ世に知られざるオリジナルな(宇川いわく「ヤバイ」)表現や、不当に評価の低い偉業の発掘紹介にも努めている。教授を務める京都造形芸術大学では、東京と京都の距離感を逆手にとって、双方向テレビ番組の形態をとった授業を展開するなど、思考と試行を絶えず繰り返しながら、飽くなき情熱で未開拓な領野を駆けまわる。東京都在住
http://www.ukawa.tv

松本俊夫
映画監督、映画理論家。1932年名古屋市生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。日本の前衛的記録映画、マルチ映像、ヴィデオ・アートの草分け的存在として、国内外の映像作家に多大な影響を与えてきた。静止写真のみで構成した《石の詩》(1983年)などの実験的ドキュメンタリーや、《薔薇の葬列》(1988年)、《ドグラマグラ》(1988年)などの劇映画、映画《マトリックス》で多用された他視点からのコマ録り撮影技法の元ネタとも言われる《アートマン》(1975年)などの実験映画やヴィデオ・アートなど、常に斬新な実験精神に満ちた作品を数多く手がけてきた。同時に、半世紀にわたり、幅広い映像ジャンル横断して論じてきた数少ない理論家の一人である。2009年、シアター・イメージフォーラム(東京)にて大規模な回顧上映を開催。

上演時間

2月22日(日) 14:00-15:30

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