上映

映画は長さではない! ショートフィルムのポテンシャル 

過去10年間に渡り、世界中のショートフィルム(短編映画)を紹介してきた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」より、バラエティ溢れる作品を選考しました。我々の定義するショートフィルムの長さは、クレジット分を入れて25分以内です。(ちなみに米国アカデミー賞が定義するのは40分以下)ショートフィルムは、短いものは1分弱から、最長25分の中で、長編映画に負けないダイナミズム、奇抜な発想とエンディングが堪能できるのが魅力です。また、各国の作品を鑑賞する中で、次世代の映像作家の素晴らしい才能と情熱が肌で感じ取れます。今回、日本をはじめ、カナダ、ハンガリー、ノルウェー、フランス、インド、ニュージーランドからの作品を紹介しますが、あっと驚くエンディングのアニメーション、上質の親子ドラマ、実験的なコメディ、色彩豊かな映像などなど、ジャンルもテーマも様々です。商業的である為に、クリエイティヴ部分に妥協しがちな長編映画と違って、ショートフィルムは監督にとって、「自由に表現できるキャンヴァス」といえるでしょう。まだ、ショートフィルムをご覧になった事が無い方、是非、この機会にお越しください。LIFE IS SHORT…! (東野正剛)

プログラミング

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 

プログラマー

東野正剛(ショートショート フィルムフェスティバル & アジア、フェスティバル・ディレクター)

ジャンル

上映

場所

1F

作品図版/画像
ギヨーム・フォルタン《The Outsiderよそ者》
2006年/ヴィデオ、カラー、サウンド/4分/ケベック、カナダ(ドラマ)

作品図版/画像
竹内幹《国際ハンカチイフ》
2007年/ヴィデオ、サウンド、カラー/10分10秒/日本 (コメディ)
作品図版/画像
ゲザ・エム・トス《マエストロ》
2005年/ヴィデオ、サウンド、カラー/4分46秒/ハンガリー(アニメーション)
作品図版/画像
ヒシャム・ザマン《パパ》
2005年/ヴィデオ、サウンド、カラー/15分15秒/ノルウェー(ドラマ)
作品図版/画像
フィリップ・オルレンディ《次の方、お待ちしてます》
2002年/ヴィデオ、サウンド、カラー/4分20秒/フランス(ドラマ)
作品図版/画像
ギタンジャリ・ラオ《虹絵》
2006年/ヴィデオ、サウンド、カラー/15分14秒/インド(アニメーション)
作品図版/画像
ロビン・ウォルターズ《プラットフォーム》
2001年/ヴィデオ、サウンド、カラー/4分/ニュージーランド(ドラマ)

作家・プログラマープロフィール
東野正剛(ショートショート フィルムフェスティバル & アジア、フェスティバル・ディレクター)

プログラマー/東野正剛(ショートショート フィルムフェスティバル & アジア、フェスティバル・ディレクター)
1968年生まれ。カリフォルニア州ペッパーダイン大でジャーナリズムを専攻。卒業後、渡仏。3年間をクレルモンフェラン市に滞在する。以後、ロサンゼルスでショートフィルムの制作、ハリウッド映画の製作に携わる。2000年からは、毎年6月に原宿表参道で開催される「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の事務局長として参加。現在は、同映画祭のフェスティバル・ディレクター

ギヨーム・フォルタン

作家/ギヨーム・フォルタン
モントリオールのコンコーディア大学でオーディオビジュアルアーツを、ケベック大学モントリオール校でコミュニケーションと映画を学んだ。彼は短編映画数編を監督し、現在はテレビのディレクターと編集を担当。映画《Infini』は2002年クレルモンフェラン国際短編映画祭に選ばれ多くの賞を受賞した。

竹内幹 

作家/竹内幹 
1959年東京都・西東京市出身。TV-CM、企業のウェブ用ムービー、ゲームソフトのムービー等の企画・演出を手掛けるフリーの演出家。表参道シナリオセンター本科・岩村クラスを2年かかって卒業。本作は授業での1本目の課題『ハンカチ』で書いた20枚シナリオ作品を自主制作したもの。3ヶ月の間、仕事の合間をみて準備・撮影を仕上げた。

ゲザ・エム・トス

作家/ゲザ・エム・トス
1970年ハンガリー生まれ。アニメーションを制作すると同時に、Hungarian University of Art and Design(MIE)アニメーション学科の准教授も務める。これまで100以上の作品のアニメーション、コマーシャル、短編映画を制作。数多くの映画祭で上映されてきた。

ヒシャム・ザマン

作家/ヒシャム・ザマン
1975年生まれ。The Norwegian Film Schoolでの卒業作品、「The Roof」(2004)は、数多くの国際映画祭で上映された。短編「The Bridge」は、2003年度ノルウェー短編映画祭で、最優秀脚本賞を受賞。

フィリップ・オルレンディ

作家/フィリップ・オルレンディ
これまで脚本・監督を務めた作品は、短編映画『I'll wait for the next one』、『Black Lights』など。コメディー長編映画の脚本も手がけてきた。またL'Or?al、Alcatel 、France telecomなど50以上の企業フィルムも監督。ミュージカル「La conceirge est dans l'angoisse」の脚本・監督をAgnes Pelletierと共に担当している。

ギタンジャリ・ラオ

作家/ギタンジャリ・ラオ
独学のアニメーター。早くから、撮影スタジオでの経験や映画制作プロジェクトなどの仕事を通じて、アニメーション技術を学ぶ。初期の作品で、実験的なアニメーション短編《Orange』(2002年)は、世界中で多くの賞を受賞し、批評家からも称賛を受けた。

ロビン・ウォルターズ

作家/ロビン・ウォルターズ
10年間ほどロンドン、ヨーロッパで活動した後、母国であるニュージーランドにてテレビコマーシャルの監督をしている。彼にとって初ドラマとなる、現代のマオリ神話についての30分間ドラマ「シスターズ」を監督。その後すぐに初のショートコメディーである本作品にとりかかった。

上映日時

2009年02月21日(土) 11:00~
2009年02月26日(木) 16:00~

上映情報

ゲスト・トーク:2009年2月26日(木)16:00~ 東野正剛

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