ブルース・コナー
Bruce CONNER
ファウンド・フッテージの先駆者として知られるアーティスト。実験映像の分野のみならずコラージュやインク・ドローイング、写真作品など幅広い活動を行った。
ジャンル
展示
場所
3F
作家・作品プロフィール
ブルース・コナー(1933-2008年)は、1958年に最初の映像作品である「ある映画(A Movie)」を、当時一般的に撮影されていた家族や友人との日常を撮影したプライヴェート・ムーヴィーのフィルムの切れ端をつなぎ合わせて制作した。ファウンド・フッテージ技法の嚆矢と称されるこの作品にはコナーの卓越したモンタージュ技術が見てとれる。映像のコラージュともいえるこの技法はすでにコラージュによる立体作品の制作を始めていたコナーにとって、当然の選択であったのかもしれない。
一部にはきわめて熱心な支持者がいながら、美術史的にはあまり高評価を得ていなかったが、1999年から2000年にかけてウォーカー・アート・センター(ミネアポリス)を皮切りに大規模な回顧展「コナー以前2000年 ブルース・コナー物語第2部」(他)が開催され、徐々に再評価の兆しが見えた。没後はこれまでの活動の再検証が期待される作家である。
展示期間
2月20日(金) - 3月1日(日)