展示

ジェス・マクニール

Jess MACNEIL

見えているものと見えていないものーー意識と無意識、実体とその影、公的空間と私的空間とのせめぎあいを顕在化させるために、ヴィデオを用いる。

ジャンル

展示

場所

2F

作品図版/画像
ジェス・マクニール《シズジー カモメたち》2008年
Courtesy: Gallery Barry Keldoulis, Sydney
作家・作品プロフィール

1977年、ノヴァスコシャ(カナダ)に生まれる。1995‐2004年、シドニー大学および同大学院にて視覚芸術を専攻。現在は、ロンドン(イギリス)に滞在中。写真をもとにした絵画制作を重ねていたマクニールは、一瞬を即座に切り取る写真に対し、絵画には、描画のプロセスや鑑賞体験にともなう時間性がはらまれていることに注目した。絵画の時間性を問うなかで、マクニールは、制作手段にヴィデオを採用するようになる。《オペラハウスの階段(Opera House Steps)》2006年は、シドニー・オペラハウスの階段を行き交う人々の影をとらえたもの。一見抽象的に見える画面だが、眺めるうちに、隠されているものが脳のなかで像を結びはじめる。可視と不可視、意識と無意識、公共空間と私的空間、実体とその影との間でせめぎあう感覚を、絵画制作と並行して映像を用いることで表現している気鋭のアーティスト。
http://www.gbk.com.au/artists/jess-macneil

展示期間

2月20日(金) - 3月1日(日)

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