展示

ジェネラル・アイディア

GENERAL IDEA

20世紀終盤の現実と虚構を、徹底したユーモアと批評精神で生きた伝説のグループ、ジェネラル・アイディア。グループの結成から40周年の節目に、日本では約10年ぶりの回顧特集を行う。

ジャンル

展示

場所

3F

作品図版/画像
《ナチ・ミルク》1977年[参考図版]
作家・作品プロフィール

ホルへ・ゾンタル(1944年イタリア、パルマ生まれ)、フィーリックス・パーツ(カナダ、ウィニペグ生まれ)、AA.ブロンソン(カナダ、ヴァンクーヴァ―生まれ)が、1969年に、カナダのトロントで結成したグループ。ジェネラル・アイディアとして制作・発表する活動のすべては、架空の女神「ミス・ジェネラル・アイディア」をめぐる物語の断片として周到に構築され、提示された。マルチプルの製作・販売や『ライフ』誌をもじった『ファイル』マガジンの発行など、商業主義やメディア戦略などを早くから表現形式にとりこみ、アートの聖域化に抗いながら徹底したユーモアと批評精神を貫いて、20世紀終盤における現実と虚構の両方を生きた1994年にゾンタル、パーツが相次いでエイズにより他界。現実のジェネラル・アイディアは、残されたAA.ブロンソンが継承するのみとなったが、現在、過去、未来という時制を自在に操作してきた虚構としてのジェネラル・アイディアは、21世紀になっても、その批評性はいまだに有効である。
http://www.aabronson.com/art/gi.org/index.htm

展示期間

2月20日(金) - 3月1日(日)

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