土本典昭
TSUCHIMOTO Noriaki
1928年岐阜県生まれ。1956年、岩波映画入社。1957年からはフリーとして同社で《ドキュメント路上》、《パルチザン前史》「日本発見シリーズ」など多くの記録映画製作に携わる。1965年に初めて「水俣」を撮影して以来、17本にもおよぶ水俣映画を手がける。著作に『映画は生きものの仕事である』、『逆境のなかの記録』、『ドキュメンタリー映画の現場』など。
追悼・土本典昭 少年は何を殺したのかーテレビ・ドキュメンタリーと作家性
記録映画作家の土本典昭(1928‐2008)が1976年に制作したテレビ・ドキュメンタリー《日本の教育1976 少年は何を殺したのか》を再考する。同級生を殺害した16歳の高校生は、たんなる異常者として、切り捨てられるだけなのだろうか。衝撃的な事件について、口を閉ざすことよりも、真摯な態度で向きあい、話しあうこと。こうした土本の眼差しと、ドキュメンタリーのあり方を見直す。ゲスト・トークではリサーチャーとして本作に参加したスタッフの熊谷博子氏を迎えて、制作現場における土本の素顔にも迫る。
ジャンル
上映
場所
1F
上映日時
2009年02月28日(土) 16:00~