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トモコ・ソヴァージュ
Tomoko Sauvage
水という素材の流動性を生かした電子音響楽器、Waterbowlsを考案し、実験音楽の分野でパフォーマンスや録音作品、インスタレーション、映像作品等を発表している。磁器の椀、石、貝、ガラス、また水滴や水波、泡など多様な形態の水を組み合わせた独自の音具を調律、振動させ、通常は聞こえないに等しい微細な音をマイクで拡大し音風景を構成する。暗喩的な物音の聴き方、作曲の手法としての偶然性をとり入れた作品制作を行なっている。近年ではBarbican Centre(英)、Palais de Tokyo(仏)、Haus der Kunst(独)、Roskilde Festival(デンマーク)、Wonder Cabinet (パレスチナ)、Nyege Nyege Festival(ウガンダ)などでパフォーマンスを行っており、インスタレーションやヴィデオ作品はシャルジャ芸術財団(UAE)、ポートランド現代美術センター(米)、Galerie Chantal Crousel(仏)などで展示された。また、BBC(英)、Deutschlandfunk Kultur(独)、France Musique(仏)、NPR(米)、ORF(墺)等のラジオで特集番組が放送されている。横浜市出身、2003年よりパリ在住。
アーティスト写真 ©Yoshihiro Inada